2014年02月10日

旭川の一条工務店・Q値0.6Wのトリプルサッシでの宿泊体験記 (中)


旭川市内で夕食をご馳走になり、体験棟に帰ってきたのは夜の9時過ぎ頃だったと思う。
初めて口にする 珍しいジャガイモの焼酎をやゝ飲み過ぎたので、そのまま風呂にも入らずにお先に失礼して主寝室へ。 
主寝室の温度設定は高めではなく、22℃に設定するようにKさんにお願いした。
ところが、まだ体験棟としてそれほど活用されていないらしく、シーツや枕カバーは揃っていたが、浴衣などの寝巻がなかった。 
その時・21時45分に、室内に用意されていた温湿度計を見た。

室温は22℃で、相対湿度は25%。
 
人が誰も居なかったので、相対湿度が25%と低いのはやむを得まい。 これでは眠れない。
だが、室温は22℃だから、寝巻がなくても寒くはない。 
半袖の下着のまま、毛布のない羽毛布団にもぐり込んだ。 文字通りパンツ1つの生活。
どこかの企業が、「P-1住宅」 なるものを売り出していると聞いたことがある。
「寒い雪国で パンツ一つで生活出来ます」 ということが謳い文句とか。 
しかし、この謳い文句はエゲツない。 
北海道人は、やたらに高めの室温で生活している。 時には汗をかくほどの設定温度に出会いびっくりさせられる。 と言うよりは、その省エネ感覚と常識を疑いたくなってしまう。 
P-1住宅はその最たるもの。
そんなことを考えながら30分ばかり資料の整理をしていたら、22時15分に‥‥。

その時の室内の温度は22℃のままだが、相対湿度は30%に ! 

パンツ1つの生身の人間が1人居るだけで、相対湿度は上がる。
この相対湿度だと安眠出来る。 私は冬期の札幌のホテルで、何回となく過乾燥で相対湿度20%以下と低いために安眠出来なかった苦い経験を持っている。 冬期の北海道のホテルには宿泊すべきでないという悪印象を持たされてきた。
それが30%になっていたので、安心して寝入った。

翌朝は4時前に目が覚めた。 しかし、早くからドタバタしたのではハタ迷惑。 5時まで本を読んで過ごしたが、老人はそれ以上は待てない。 早く結露の有無を確かめたい。

一条旭川朝5時8.JPG

その時の室内の温湿度は、上の写真のように22℃で45%。 

理想的な環境。
そして、レザー光温度計を取り出して、あちこちの測定を開始。

まず、床暖房している床温度を測定。 24℃。

昔の高温床暖房にはさんざ悩まされてきたが、この低温床暖房だとまったく違和感がない。 パンツ1つの素足には特に快適。

そして、天井は22℃。 室温と同じ。

内壁の表面温度は、これまた室温と同じ22℃。 快適なわけ。

そして、南側と西側の外壁の温度を測定したら21℃。 室温より1℃低い。

この外壁のU値は、私のラフ計算によると1.2W。 かなり優秀だが、何しろ旭川は室外温度が低い。 外気温度の測定器を持参しなかったので正確ではないが、朝のテレビでは、「本日の旭川の温度はマイナス9℃でした」 と言っていた。
U値が1.2Wの外壁が、30℃の温度差を支えてくれている。

これは確言できないが、外壁の表面温度を内壁と同じ22℃にするには、外壁のU値を天井と同じ1.0Wに出来たら可能なはず‥‥というのが、私の第1の仮説。

一条旭川主寝室5.JPG

そして、ベットの頭の上には2610程度のトリプルサッシが取り付けられており、ダブルハニカム・シェードが施工され、更に厚地のカーテンがつけられていた。 

この厚地のカーテンの表面はどの場所を測定しても21℃。 U値が1.2Wの外壁と同一。

ただし、少し文句を言わねばならない事実が発見された。 
それは、カーテンが窓の部分だけを覆っている短いものだったこと。 このため、厚地のカーテン裏の冷気が落ちてきて、カーテンのすぐ下の外壁温度は21℃ではなく20℃。 たった1℃の違いだが、これが夜中にやや寒く感じられた。
厚地のカーテンはカッコをつけて短くするものではない。 消費者のために長くするようにインテリアデコレーターは心すべき。

一条旭川主寝室6.JPG

そして、南側の玄関上のバルコニーに出る2メートル近い高いガラスドア。 ここは上の写真のようにダブルハニカム・シェードだけで、厚地のカーテンはなし。
しかも、壁が厚いのでガラスドアとハニカム・シェードの中には十数センチ空気層がある。 

この空気層がコールド・ドラフト現象を起こして、ダブルハニカム・シェードの上部の温度は20℃だが、中間部は19℃、そして最下部はなんと18℃。 1つのガラスドアの上と下では2℃もの温度差がある。

一条旭川主寝室結露9.JPG

そして、いよいよ待望のトリプルサッシの下部の温度と結露の有無。 恐る恐るダブルハニカム・シェードを上げる‥‥。

まず、トリプルガラスの最下部の温度。 5℃。

そして、PVCの最下部の温度。  2℃

なんと、外気温度との差は11℃しかない。 トリプルガラスに比べて日本のPVCサッシは3℃も性能が落ちるという事実が明らかに。
しかし、強調したいことは暗くて見えにくいがガラスにも枠にも結露が見られなかったこと。

もう一度最初の温湿度計の写真を見てもらいたい。 
室温は22℃で、相対湿度は45%。 
絶対湿度が7.4グラムというのに結露がない。

一条旭川7時結露10.JPG

この暗い写真だけでは信用してもらえないだろうと、明るくなった7時すぎに再度とった写真が上。
ドアを開閉したので少しは相対湿度が上がったはずだが、結露は見られない。


しからば、トリプルサッシだと、ダブルハニカム・シェードを使っても結露の心配はないと言えるのか ? 
残念ながら、そうは断言できなかった。


posted by uno2013 at 06:31| Comment(0) | Q値0.8W以上の住宅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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