2013年04月30日

快適性の伝播は体験のみ…。なのにデシカの体験棟がない。


今、まさに“春の住宅商戦”の真っ只中。
第一線の設計や営業は、勝負のゴールデンウィークを迎えてテンヤワンヤでしょう。

昨日、久しぶりに52棟を展示しているABCハウジング立川総合展示場へ行ってきました。この展示場は場所が広いので、2棟以上展示しているメーカーが多い。
へーベル、ミサワ、ダイワ、セキスイ、ハイム、スウェーデン、パナ、住林、住不など代表的な大手はほとんど。 なお、3棟を展示しているのが2社。三井ホームと一条工務店。
会場全体がゴールデン・フェアに賑わっていて、どの展示棟を観るかは正直なところ気分次第という感じ。 奥さんが「落ち着いた感じね」 といえば入って見るし、お嬢ちゃんが「この家、カッコイイ」と言えば入って見る。家族の識美感と雰囲気に合わせて流されている。
目的を持った客や打合せ客の場合は、最初から目的棟に向かって一文字に歩いてゆく。 それ以外の半分は冷やかし組。 
「どの展示場に打合せ客が何人いるかを 直感で当てるのがプロだ」 と言われたことがある。
それ以来、そういった視点で客の流れを捉えてしまう癖がついた。。

高気密・高断熱住宅にとっては、かつてはその快適さを消費者に理解して頂ける唯一の場所が総合展示場だった。 何かを感じてもらわないかぎり、話が一歩も前へ進ませられない。
最初に、「あれ…」と違和感を覚えてもらうために、玄関のドアは閉めていた。
「高気密住宅はドアを閉めておかないと外部の冷気や暖気が入って、家の中の温度がかき回されて不愉快になるからです。 それに、外部騒音をシャットアウトするため…」。そして、わざとドアをあけ、「ごらんなさい。表は音楽やらなにやらで、結構うるさいでしょう」と体験してもらえば、ほとんどの人が納得してくれた。

その次は、一切の「スリッパ」をやめたこと。
とくに冬は、「この家は床暖房しているの…」 と必ず聞かれる。
「24時間全館暖房していると、蓄熱して床暖房と同じ効果が出てきます」
といってレザー温度計を取り出し、一階の床と吹抜けの2階の天井の温度を示して、「ほら、たった1℃の温度差しかないでしょう。 この家は、温度差がないマジックのような家なのです」 と興味を持ってもらう。
そして、お客の後について回れば、いろんな質有意義が発せられる。この質問は、お客が何に興味を持っているかが分かるので有意義。 しかし、その場ではポイントだけの説明に留めて、「あとで資料をもとに詳しく説明させていただきます…」と、一旦とどめて置くのが正解。

そして、一通りの案内が済んだら、空いているところはとこでも良い。
決して応接セットでなくてもいい。 台所のセットでも良いし、和室のテーブルでもよい。必要なことは、その空間に最低1時間、出来たら2時間滞留してもらうように頑張ること。
その1時間から2時間の最初に、できるだけ分かり易くQ値やC値の内容と重要性を理解してもらう必要がある。 いいでいか、Q値やC値を口で説明することではありません。 自分の体験に照らして理解してもらうことこそがポイントなのです。

「一般的な次世代省エネ基準のプレハブのQ値が 2.7W程度です」 とは誰にでも言える。
 Q値が2.7Wということは、壁の断熱材がこの程度で、天井および床の断熱材にはこの程度のものをこの程度使っています。 そして開口部にはこんなサッシを使っている者が多い。これを計算したのがこの数値表。
これに対して、Q値が1.2Wのわが社ものは、この資料に書いてある通りで、まず壁の断熱材が厚い。 そして、サッシの性能がまるきり違う
これが標準的な当社のQ値計算書ですから、どうぞお持ちください。 
「ところで、Xさんの現在のお住まいのQ値は、一体いくら位のQ値だと思われますか…」 と内容を聞き出して大雑把に計算して上げる。
「ヘェー、私のマンション (またはアパート) のQ値はこの程度なの。だとしたらこの高気密住宅はすごいじゃん…」と、初めて体験的に理解してもらえるのです。

こうして、1時間から2時間。除加湿機能付きのセントラル空調換気を体験してもらいます。 
夏は、今までの天井付きのクーラーの痛さが全然なく、それこそ軽井沢の爽やかな涼風が、身体の芯にへばりついていたストレスを吹き飛ばしてくれます。
冬期は、無垢の木や壁まで過乾燥に悲鳴を上げている。ギシギシと泣くのは収縮に伴う悲鳴以外の何ものでもありません。その悲鳴がなく、空気が潤んでいて、奥さんのお肌と壁や無垢の木と一緒に喜んでいます。
これを経験した人のみが、高気密住宅の購入者―者になってくれるのです。
そんな仕掛けを持った展示場が、立川には少なくなりました。

しかし、立川の場外で、いま一条工務店の i-smart の体験棟が、毎週希望者で目白押し。
体験棟の方が、一家で最低8時間以上は新しい空気質とそのソフトさを体験できるのですから、効果的。

「快適空間と言うのは、口では絶対に伝えられません」。 

体験し、納得して頂くしかないもの。
その意味では、展示場とは別に全国に100棟余の体験棟を作った一条工務店の決断力には頭を下げるしかありません。
この体験棟こそが、一条工務店の i-smart の爆発的な人気を支えています。

これに比べて、デシカのソフトさを体験することが出来ない消費者が、大変に困っています。
このままでは普及が覚束ない。


posted by uno2013 at 15:16| Comment(0) | 除加湿・空調・換気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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